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高校生が予備校の自習室会員になって効果的に勉強できるのか|micantanblog

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不登校

高校生が予備校の自習室会員になって効果的に勉強できるのか

通信制高校に転入後、息子は北九州予備校の自習室に通い始めました。

自分のペースで自習室に通い、タブレットの映像授業を見て自分ひとりで勉強する毎日です。

予備校の自習室のみの利用で本当に実力がつくのか?

そんな疑問が湧いてきたので、考えてみたいと思います。

 

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自習室だけの利用で実力アップできたのか

自習室の利用だけで、実力アップできたのか?

その答えは、

うちの場合に限って言えば、『ノー』でした。

その理由は、この3つだと思います。

  • そもそも基礎学力がないのに映像授業を過信しすぎた
  • 自分を律する力がなかった
  • 積極的に周りの人と関わって教えを乞うことができなかった

そもそも基礎学力がないのに映像授業を過信しすぎた

息子は中・高不登校で、学校を休んでいる間は精神的に家で勉強できる状態でもなかったので、ところどころすっぽり抜け落ちている単元があります。

高校受験のときは、中3の時だけどうにか学校に行ってそれまでの穴を一生懸命埋めて合格しましたが、そのためどうしても付け焼刃的になっていて、本質的に理解はできていないようでした。

VODの種類が多すぎて自分に必要な動画が選べない

豊富な授業内容を誇るVOD(ビデオ オン デマンド)ですが、息子の場合はそれが仇となり、動画の数が多すぎて、どこから手をつけてよいのか分からず、選ぶだけでかなり時間をロスしました。

膨大な数というのは売りでもありますが、広大な海にひとりだけ放り出されたような状態になり、情報の取捨選択がとても難しくなると思います。

そのため、まず各教科の基礎を身に着ける必要があったのですが、それをすべて網羅していたら数年かかりそうな勢いでした。

しかし、動画を選ぶときに渡されるVODのリストはあっさりしたもので、ひとつひとつの内容が詳しく書いていないので、とりあえずタイトルだけで中身をなんとなく想像して予約しないといけません。

とにかく効率的に必要な動画を見つけて勉強したいのに、開いてみるまで内容がわからないのは地味にストレスでした。

映像授業を見ただけで分かった気になってしまう

自習室なので、毎回誰か講師がついてくれたりすることはありません。

息子も一日に何本も動画を見ていたようですが、見た後に講師がフィードバックしてくれるシステムではないので、その時は分かった気になってしまいます。

映像授業自体は厳選されているので、非常に分かりやすいです。

分かりやすいがゆえに、分かった気になってしまう率も高いです。

きちんと復習できて自分の中に落とし込めるなら、映像授業の意味もあるかもしれませんが、それをしなければただの流し見です。

しかも見るべきVODが怒涛のようにあったので、数をこなすことに必死で理解するまでに至らなかったのかなと思います。

自分を律する力がなかった

自習室のオープン時間は予備校に準じているので、だいたい朝8時から夜10時ごろまで開いています。

予備校の時間割に沿って、授業時間の間の休憩時間に自習室に入室し、授業が終わったあとの休憩時間に退室するというシステムです。

いったん予備校の授業が始まると入室も退室もできないので、そこは注意が必要です。

朝からずっと好きな時間いられるのがよいところで、やる気さえあれば何時間でもいていいのですが、その覚悟ができていませんでした。

いつも昼前に家を出て、もう4時ごろには帰ってきていました。

なんで夜も開いているのにそんなに早く帰ってくるのか聞いてみたら、夕方になると学校帰りの高校生が増えてきて、自習室がいっぱいになるのが耐えられなかったらしいです。

昼間は予備校生も授業で忙しいので、自習室はゆったりしていたらしく、自分のペースで勉強できていたのが一気に崩される感じがイヤだったようです。

受験まで1年切っているのに勉強時間が少なすぎますね。

積極的に周りの人と関わって教えを乞うことができなかった

息子は不登校になってしまってから、人との接触を極端に嫌うタイプになってしまっていました。

学校に行くとき、ちょっと外に出ないといけないとき、すべて人との接触を阻むように大きめのマスクを絶対に付けないといけなくなっていました。

自習室は一応チューターがおり、決まった時間帯に質問できるシステムがあったのですが、そんな積極的に動けるはずもありません。

分からないことがあれば聞けるタイプなら、自習室の利用だけでも学習方法のアドバイスを受けたり、おすすめのVODを紹介してもらったり、安い費用で最大の効果を得ることができたかと思いますが、無理してそういうことができるわけもありません。

担当の先生が決まっていれば、その人に聞けばいいと分かっているので、まだ質問に行くハードルは下がると思いますが、どの先生に聞いていいか分からない状態で質問に行くのは、息子にとってはかなりハードルが高かったように思います。

実力不足なのにコスパばかり追い求めてはいけない

さんざんデメリットとあげつらってしまいましたが、これが現実ですね。

自習室が月5000円、年60000円で通えるという安さにつられて通い始めましたが、自習室のみの利用ということはよくよく考えると独学でやりなさいってことです。

ある程度基礎学力があって、勉強内容を理解していて、それを補完する役割として自習室に通い、VODを活用して復習し、頭の中に定着させるならば役に立つでしょう。

しかし、ところどころ学習内容が抜け落ちている息子にとっては何も分からない状態で自分ひとりで1から勉強しなさいとか言われてるみたいなもので、ひどい話だったよなあと今になって思います。

個別指導の塾、家庭教師などマンツーマンで教えてくれる方法がいろいろあるのに、目先のお金にとらわれると失敗しますね。

(実際、実は個別指導塾のお話も聞きに行ったのですが、震えるほど高かったので断念した経緯があります。)

成績が思わしくなく、基礎の基礎からやり直したい人には、自習室のみの利用はオススメしません。

きちんと先生がフォローしてくれる塾か予備校を選ぶ方が得策です。

 

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